最新情報満載!北九州市八幡西区黒崎の遠藤薬局のトッピクス
定休日
木曜日・日曜日・祝日
営業時間 10時〜18時
(土曜17時閉店)
相談員がお休みの場合があります。
ご来店はお電話でお確かめください。
トピックス
- ■5月9日
-
「ブログを始めました。」
二階に住む飼い猫まぁちゃんのブログを始めました。
初心者なのでなかなか記事が増えませんが、
よろしければ、左端の下の方にある、【まぁちゃん日和】のボタンで
時々、見に来ていただけたらうれしいです。
- ■6月22日
-
「COCOKARA 中医学情報サイト」
中医学の新しい情報サイトができました。
COCOKARA 情報サイトで体質チェックができますよ!
体質別お勧めの食べ物や、食養生レシピなどためになる内容がいっぱいです。
何かお悩みのある方は中医学の新しいサイトで日常生活のヒントを探してみ下さい。
- ■5月29日
-
「三匹の猫」
うちに、【クロ】(サバトラ♂)・【ぶちゃ】(チャトラ♀)・【チェン】(チャトラ♀)の猫がいます。
3年程前、近所の人なつっこい野良の三毛猫が、親子連れで遊びに来ていたのですが 、
いつの間にか子供だけが置いていかれて、なし崩しにうちの子になった三匹。
最初は三匹同じように家族で接していたはずなのに、いつの間にかそれぞれの担当猫が出来ています。
担当といっても、エサなどの世話ではなく、なでたり、かわいがる担当です。
人間が選んだと言うより、猫の方が甘える人間を決めた感じです。
【クロ】は下の娘の担当。唯一のオスなので体格も一番大きく力も強いのに、一番臆病で、大したことの無い物音でもビクビクする情けない男の子です。
数か月間、学校の実習の都合で、週に2日しか帰って来れない娘。
毎晩一緒に寝ていたので、はじめは寂しそうにして、探して鳴いて、玄関にたたずんでいたり・・・
数日ぶりに娘が帰ってきた時は、うれしくて仕方ないのに、すねてわざと寄って行かなかったりしていました。
最近はあきらめて他の人に甘えるようになり、今度は娘のほうが寂しい様子です。
溝口
- ■11月12日
-
冬の必需品 『フタアミンクリーム』
いよいよ乾燥の季節がやってまいりました。
これからの季節、絶対手放せないのが、家族全員で全身に使える 『フタアミンクリーム』です。
インターネットの化粧品口コミランキングサイト
【@コスメ】でベストコスメ大賞のクリーム部門で二年連続で第一位を受賞しました。
さらに、2009年には栄光の殿堂入りを果たしたとても優秀なクリームです。
でもなぜか、売っているお店がと〜っても少なくて、わざわざ探して買いに来られる方もいらっしゃる【かくれたヒット商品】なのです。
安心してた〜っぷり使えるお財布にやさしい優秀なクリームです。
- ■7月16日
-
「色を奏でる」
染色家で人間国宝 志村ふくみさんの随筆を読んでいます。
自然の草木を使って糸を染め、布を織る。
ふんだんに添えられた、草木染めの写真の美しさと、凛とした文章。
素敵な本にめぐりあえました。
染色は自然から「色をいただく」こと。
謙虚な心で向き合うとき、自然はその秘密をうちあけてくれる・・・
同じ自然からの恵みを頂いている漢方薬に通じる事も多く、
はっとさせられました。
化学繊維は植物色素では染まらないそうです。
綿、麻、絹・・天然繊維は染まる。
漢方も、染色も、生命ある者同士の働きかけがあるのだと感じます。
他の著作も、次々と読みたくなって、手にしていますが、私の理解力では、なかなか進まなくて。
それでも、汲めども尽きぬ泉のように、次々と知らない世界があふれて、読む事のがとても楽しいのです。
- ■7月9日
-
目と全身の機能強化
漢方では、目の調子は肝の働きと関係があると考えます。肝臓は多くの血液を蓄えているところ。
肝が元気で、栄養のための血液が十分あると、目もよく見えるのです。
しかし、肝はストレスを受け止める臓器のため、過剰なストレスにさらされると肝の機能も低下します。
パソコンや携帯などで目が疲れるような生活を送り、精神的ストレスが多いと、肝にとっては負担になります。
目はまた、腎とも深い関係があります。漢方でいう腎は精(生命エネルギー)を蓄えるところです。
腎は加齢ととともに衰え、体力、ホルモン、全身の調節機能も低下していき、目の疲れやかすみ目、ドライアイや視力の低下などが起こりやすくなります。
漢方薬には、「肝」や「腎」を強めることで、目と体の両方を元気づけるものがあります。
『杞菊地黄丸』はそんな漢方薬。
補腎=加齢による衰えを緩やかにする処方に、「肝」に良いクコの実や菊花を配合した『のむ目薬』と呼ばれる漢方薬です。
- ■1月19日
-
自然から学んだ中医学の理論
中医学の漢方理論は、陰陽五行説をベースにしています。
宇宙のあらゆる事物は、陰・陽の対立する側面を含んで、相互に作用しあって変化しているとする陰陽学説。
五行学説は、すべての事物は、木・火・土・金・水の五つの物質の運動、変化から生まれているというものです。
古代中国人が、自然現象を観察しつづけて導き出した考え方、哲学の範疇にはいるものらしく、なかなかすんなり理解しがたい面もあります。
中医学の漢方理論では、五行に臓腑をあてはめて、(木=肝 火=心 土=脾 金=肺 水=腎)
その働きや相互関係を説明しています。
実践経験から導き出されたこの理論は、なるほどと、腑に落ちることも多いものです。
五臓の相関図は、五臓が更にからだの所定の部位やそれぞれの竅(あな)と連絡し合っていることもあらわしています。
これも、多くの実践による治療効果から導き出されたもので、
例えば、多くの眼疾患に対し、
「肝」を治療していくと良い効果が得られたことから、「肝は目に開竅する」という考えになり、
骨折時に「腎」を補う事をすると治りが早いということから「腎は骨をつかさどる」という認識になるという具合です。
五臓と西洋医学でいう内臓は同じものではなく、働きや人体のシステムを五つに分けて五臓として分類していると言えます。
それでも「肝」と肝臓、「腎」と腎臓に共通した部分も多いのは、機能からの分類と解剖分類が重なっても不思議が無いからでしょう。
とにかく、漢方薬を使う上で、この理論は大変役に立っています。
漢方薬の帰経(薬効が向かう先)は五臓で示され、五臓の不調に応じた漢方処方を使うことで、治療、改善が望めているのです。
陰陽五行を基にした中医理論は、漢方を使う上でのルールブックとも言えます。
参考 「中医学の基礎」日中共同編集 東洋学術出版社
五臓の相関図
- ■9月20日
-
先日、福井を旅したときに訪ねた文学館で、幕末の歌人、橘曙覧(たちばなのあけみ)の「独楽吟」(どくらくぎん)を知りました。
「独楽吟」(どくらくぎん)とは
「たのしみは」で始まって
「・・・とき」で終わる形式でよんだ和歌のことです。
曙覧の生活や家族の幸せ、学問への態度などがよみ込まれています。
平成六年、クリントン米大統領が、天皇・皇后両陛下の訪米歓迎式典において『独楽吟』のなかの一首、
「たのしみは
朝おきいでて 昨日(きのふ)まで
無(な)かりし花の咲ける見る時」
を引用したことで注目されるようになったそうです。
幾つかご紹介させて下さい。
「たのしみは
いやなる人の 来(き)たりしが
長くもをらで かへりけるとき」
「たのしみは まれに魚烹(に)て 児等(こら)皆が
うましうましと いひて食ふ時」
「たのしみは そぞろ読みゆく
書(ふみ)の中(うち)に
我とひとしき 人をみし時」
「たのしみは 心(こころ)をおかぬ 友(とも)どちと
笑ひかたりて 腹(はら)をよるとき」
「たのしみは
銭(ぜに)なくなりて わびをるに
人の来たりて 銭くれし時」
旅の帰り道、台風の影響で満員の特急に四時間近く立ち通しに。
結構短気な私には、イライラ、悶々しながら長時間、耐えがたいつらさだったはずです。
ところが、この「独楽吟(どくらくぎん)(五十二首あります)を読みながら、
「たのしみは・・」などと、一首考えながら、つらくなく過ごせたのです。
気の持ちようで、つらさも軽くなる!
「独楽吟」(ひとりたのしむうた)いかがでしょう。
- ■6月20日
-
カラ梅雨でしたが、今週はまとまった雨になりました。
湿気が多いと、体の水分がうまく動かなくなり、体内に停滞しやすくなります。
そうなると、だるい、食欲不振、軟便などの症状が出やすくなります。
自然と人間の調和を得意とする漢方で、この時期におすすめしたいのは、
『勝湿顆粒』
その名の通り、湿気に勝つ、つまり、体内に停滞している水分を取り除いて、
爽やかにしてくれる漢方です。
紫蘇葉、かっ香、厚朴、陳皮などの香りがよい「気」の巡りを良くする生薬、
また、白朮、茯苓など胃腸を整え、水分代謝を良くする生薬などで出来ています。
夏かぜの消化器症状、クーラーで冷えてお腹の具合が悪い時にも
温めながら湿をとり、体調を整えてくれます。
- ■4月10日
-
4月になりましたが、風はまだ冷たいですね。
眠れない、イライラ、不安感、自律神経が狂いやすい春
からだを動かして、『気』の巡りを良くしましょう。
年齢を重ねられてお元気な方々のお話を伺っていると、ストレッチや体操を習慣にされている方がほとんどです。
『継続は力なり』
筋力を保ち、好きなことを続けられる様に。私も毎日続けようと思っています。
お気に入りの音楽をかけると調子がいいです。
今は、槇原敬之(マッキー)の曲3曲分。
テンポはまちまちだけれど、歌詞を噛みしめながら!?自己流体操しています。
香りの強い野菜も『気』の巡りを良くしてくれます。
せり、にら、三つ葉、セロリなど
また、『気』の巡りにかかわるのは五臓の中の『肝』
『肝』には「血」を蓄えておく大切な働きもあります。
『肝』を養うのに、これから旬のアサリやいかもおすすめです。
- ■ 1月5日
-
今年もよろしくお願い致します。
お休みが明けて、皆さんお元気でいらっしゃいますでしょうか?
寒さ厳しい1月。どうぞ皆様お気をつけて。
妹家族は赤間神宮へ二年詣りに。
つきたての御餅やぜんざいのお接待を頂いたそうです。
写真は、へびの着ぐるみを着たパンダのシンシン君です。
- ■ 11月19日
-
NHKスペシャル「がんワクチン」を見ました。
副作用がほとんどなく、患者さんの「キラーT細胞」を活性化させることでガンを攻撃する
方法は夢のような治療法です。
まだ実用化前の治験の段階ですが、研究者の方々が効果の高いものを探し続けてくれています。
あきらめないこと、今できることを精一杯やっていくこと。
一生懸命考えて決めたことに間違いはないと信じます。
精神科医で「死ぬ瞬間」の著者エリザベス・キューブラー・ロスの言葉です。
生きなさい。ふり返っていのちを無駄にしたと後悔しないように。
生きなさい。してきたことを悔やみ、別の生きかたを望むことのないように。
正直で、じゅうぶんな人生を生きなさい。
生きなさい。
- ■ 10月7日
-
稲刈り
今年も稲刈りに行ってきました。田んぼには、カエル、カニ、どじょう、トンボ、めだか、アメンボと、たくさんの生き物がいました。
- ■ 9月20日
-
秋は肺の季節
爽やかな秋
気温が下がってくるとともに、空気も乾燥してきます。
お肌やのどの乾燥も気になる季節です。
漢方では呼吸器や皮膚を「肺系」に属すると考えます。
秋の養生ポイントは「潤補」(じゅんほ)して「肺」を守ること。
乾燥しがちな体に潤いを補うことです。
麦門冬湯、潤肺糖漿といった
咽喉や気管支を潤す漢方薬の出番も多くなります。
食事も温かいものが欲しくなりました。
辛いものは発散作用があり、体を温め風邪予防になりますので、
適度にとると「肺」の働きを助けるものです。
ねぎ、しょうが、トウガラシ、にんにくなどが辛味の代表です。
また、「肺」の潤いを増やすおすすめ食材は、はちみつ、
梨、白きくらげ、ぎんなん、レンコン、豆乳などです。
潤いを保って、乾燥を防ぐ生活で、秋を楽しんでください。
- ■ 8月18日
-
残暑お見舞い申し上げます。
蒸し暑い毎日がつづきます。
お盆休みを利用して、普段なかなかいけない健康診断に行きました。
じわじわと年をとっているのがわかります。
特に視力の低下。
この頃は老眼も入っている気がします。
ちょっと気にしていたコレステロールは、前回より下がっていて一安心。
健康のために大切なこと。
色々な方と出会い、本を読んだり、中医学を勉強してきて、
今は、
「自然と調和して、心安らかに暮らす」ことだと思っています。
年はとっていくけれど、これまで頑張って来てくれた体に感謝しています。
ちょっと具合の悪いところも、何とか私を支えていこうとしてくれている
体の誠一杯の努力の結果なのだと思います。
頑張って無理をして、具合を悪くされてしまう方が多いのが残念です。
自然との調和=人間も自然の一部です。
自然の恵みを受けて、
自然に逆らわず、出来るだけ過労、ストレスは避けて、体が気持ちいいと思う
運動、食事、睡眠をとって、おだやかな心でいられればと思います。
- ■ 7月15日
-
生薬
「ゲンノショウコ」
おなかの調子を整える薬草です。「現によく効く証拠」から名前がついているという、とても親しまれている民間薬です。
下痢止めの効果があるのですが、飲みすぎても便秘になることはなく、むしろ便秘気味の人にも良い、
双方向の働きをする薬草です。
穏やかな効き目ですが、作用が行き過ぎることがなく、調節しながら丁度良いところに落ち着かせてくれる。
これが生薬ならではの効き目。と、大学の生薬学の授業で教わったのを思い出します。
煎じたものは、わりと飲みやすく、お店でも懐かしいと言っていただいて、
「刈り取って干して、関東に送っていたことがあったよ」
という方も。
今はこのあたりでは、あまり生えているところも無いようです。
- ■ 6月21日
-
さわやかな香りの生薬で胃腸を整える 芳香化湿薬
梅雨に入りました。
梅雨の時期、何となくだるく、やる気が出ないという感じがすることがあります。低気圧で酸素分圧が低下していると、
体の働きも少し低下気味になってしまうのでしょう。
でも、元気ならば少々のことは調節可能。元気のもと、胃腸の働きを守って快適に過ごして頂きたいと思います。
漢方ではこの時期の、体がすっきりしない、胃のむかつき、食欲不振、疲労倦怠感などは、『湿』が体の中に停滞している場合があると考えます。
『湿』はジメジメと重たく、胃腸の働きを邪魔してしまうために、全身の不調が出てきてしまうのです。
こんな時に頼りになるのが、
芳香化湿薬の「勝湿顆粒」
主薬のシソ科のかっ香や紫蘇葉は、芳香と共に、抗菌、解毒作用も持ち、胃腸の湿気を爽やかに取り除いてくれます。
また、夏に冷たいものを摂りすぎた時や、クーラーで体を冷やしてしまった時におこる腹痛、夏風邪にも使える常備薬として活躍してくれます。
- ■ 5月14日
-
更年期以降の健康のために
女性ホルモンのエストロゲンは女性らしさのための働き以外にも、身体の健康維持に重要な働きをしています。
しかし、これまであったエストロゲンの働きが落ちてしまう更年期以降の女性は、今までエストロゲンで守られてきた機能を落とさないように、
生活にも工夫が必要になってきます。
●LDL(悪玉)コレステロールを下げ、HDL(善玉)コレステロールを増やす
●血管を拡げる ●動脈硬化を予防する ●骨量を維持する ●コラーゲンの合成促進
これらの働きが落ちてくると、
高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、高血圧、骨粗しょう症、しわ、たるみ、尿失禁などが起こる可能性が高まります。
更年期以降の養生では、「腎」を守って老化を緩やかにする事、血行を良くして血管を守ることが重要になってきます。
腎と体を守る生活
●胃腸を大切に
消化吸収能力も若いころとは違ってきます。
胃腸にやさしい和食中心、野菜を多くとる食生活を
そして「腎」を補う食べ物を食事に取り入れましょう。
●早寝早起き
夜更かし、睡眠不足は「腎」の働きを低下させてしまいます。
●冷えに注意
冷えも「腎」の働きを低下させます。お腹まわり、足首など温かくしましょう。
●適度な運動を
激しく疲れるような運動ではなく、ウォーキング、水泳などは自律神経を整える効果もあります。
歩くことは最高の「補腎」と言われます。
●ストレス解消
ご自分に合った方法で。気持ちのいいこと、うれしいこと、楽しいことを。ちょっと無駄な時間に思えても、
それが癒しの時間かもしれません。
漢方の「補腎薬」は、体に底力をつけていくものです。体質に合ったものを選んで、元気で楽しく過ごしてください。
- ■ 5月7日
-
山歩き
5月3日、英彦山に登りました。雨がしとしと降る中、雨具を着て歩きました。
静かな木立の中をゆっくりと一歩一歩、足元の石や木の根を見ながら、次はどこに踏み出そうかと考えながら歩きます。
頭と身体が一緒に動いている感覚が心地よく、普段使われていない機能が調整されたような感じです。ちょっと筋肉痛ですが、元気になりました。
木の根はしっかりと地を這い、大きな木を支えています。
人間の根っこにあたるのは、漢方では脾(胃腸系)や腎(生命力の源)ということになります。しっかりとした根っこを作ることで、よい栄養をしっかり取り入れられるようになり、健康な身体がつくられます。人間の持っている治る力を生み出すためにも、根っこをしっかりさせてあげることが大切です。
英彦山の駐車場誘導の方、一軒だけ開いていたお店の方と立ち話、
いつも「よく来たね(^.^) 」という気持ちで迎えて下さって、ホントいいところです!
写真は英彦山とは関係ないですが、お義父さんが育てて食べきれなかった・・・今、満開の「だいこんの花」です。
- ■ 3月25日
-
主人の実家の梅の花が満開です。今年は遅い開花でした。鶯がやってきてくれることもあるのですが、今年は会えませんでした。
毎年、お義父さんが梅干しを沢山作って下さいます。
- ■ 3月12日
-
NHKスペシャル 『ここまで来た!うつ病治療』を見ました。
うつの人は前頭葉の血流の低下がみられるということです。
その
前頭葉にあるDLPFCという場所が〈判断や意欲〉に関わっているのと同時に、
〈不安や恐怖、ネガティブな感情〉を生み出す
「扁桃体」という部分にブレーキをかけている大切な場所であることが判っているそうです。
アメリカでは、磁気刺激や電気刺激でDLPFCを活性化する事で
うつの症状を改善するという治療もされていました。
医学の進歩で脳の働きもいろいろ判ってすごい事です。 けれど、
簡単にはいかないことですが
うつを予防できればと願わずにいられません。
番組でも、軽いうちにカウンセリングを受けることでうつの防止になること。
楽しいことを考えることが感情コントロールに役立つことを紹介していました。
普段の生活でも、気分が落ち込むことはあります。
人と人との助け合いがうまくいけばと願います。
今日もお客様と、あれこれと思い通りにならないことが多いけれど、
「ま、いっか!」と思うようにしようね。
と、話していたところです。
心配事を考える時間を減らして、楽しいこと、好きなことを考える時間を長くする。
こころが軽くなりますように。
--
- ■ 2月20日
-
肺と大腸
中医学では内臓を臓腑という単位に分けます。
解剖学的な分類ではなく、その機能を分類していることもあり、西洋医学の内臓と名前は同じものでも、内容には差があります。
肺と大腸、一見関係なさそうなこのふたつの臓腑は、表裏の関係とされます。
実際に、便秘を解消することで咳を改善したり、
痔の腫れに、肺の熱をとる漢方薬を使うこともあります。
最近では、腸管免疫が常識になりましたが、そんな言葉がない時代から、呼吸器(肺)と腸の関係は深かったのですね。
- ■ 2月4日
-
今週は本当に寒かったですね。
いつもは何の痛みもないのに、なぜか股関節が痛くて、どうしたのかなと思っていたら、
かぜの引き初めでした。
かぜは何と言っても引き初めに、早めに対処するのが肝腎。
なんだか眠い、だるい、首や肩がこる、
関節痛も風邪のサインの事があります。
体のこわばり感があるときには、葛根湯がお勧めです。
葛根は頸部、背部の緊張をゆるめるとされ、肩こりにも使われます。
熱い湯で溶いて飲むのが一番効果的。
寒気、ぞくぞくして、皮膚の違和感があったり、関節痛があるといった風邪の引き初めに
すぐに飲めるように、常備薬にされてくださいね。
一般的に使いやすい葛根湯ですが、
体質が弱かったり、胃腸が弱い方は、桂枝湯の方が良い場合もあります。
インフルエンザに麻黄湯が良いと話題になりましたが、
本来は実証(体質の強い方)向けの漢方薬です。
症状、体質をみながら風邪の漢方薬を選びましょう。
かぜの引き初めによく咽喉が腫れることがありますが、こういう場合は、清熱解毒作用のあるかぜ薬を
お勧めします。
天津感冒片は胃腸の負担もなく頼りになります。
おかしいなというとき、すぐに飲むのが一番。常備薬に加えて頂きたい漢方薬です。
- ■ 1月7日
-
今年もよろしくお願いします。
中医学の学校で最初に教わったことは、中医学の基本は『整体観』と『弁証論治』である、ということでした。
『整体観』というのは、人も自然の一部であり、生存、成長、病気になることなど、あらゆることは自然の影響を受け
ているという考え、
また、人体はひとつの有機体であり、臓腑や組織、細胞すべては互いに連絡をとりあい、関係しあっているというものです。
例えば、内臓を五臓六腑といわれるものにわけていますが、五臓=肝、心、脾、肺、腎。
それぞれ、関係しあいながら、気、血、水の
生成や運行を行っています。
例えば、気の生成は、脾、肺、腎。
気の運行は肝、心、肺が主に関わっているという具合です。
気、血、水が、順調に体を巡り全身を養っている状態が理想ですが、
臓腑の状態や自然環境の影響を受けて変化が起こり
バランスがくずれ、さまざまな不調を起こすことがあります。
体の乱れがどこからきているのか、病気がどういう性質のものなのか、
それを探る方法が「弁証」、
その対策、治療方法決める事が「論治」
つまり『弁証論治』です。
なんだか難しいですね。
お正月に本屋さんでかわいい表紙につられて
普段は読まない哲学書、と言っても文庫本ですが
“『幸福論』アラン著”を買ってしまいました。
読んでいる途中ですが、
“「知る」ということは、関係性を発見する事”
というような言葉があって
やっぱりこの世はすべてのものが関係しあってつながっているのかも
と、納得したような気になっている単純なわたしです。
- ■ 11月14日
-
土、日と続けて博多で漢方の勉強会でした。
久しぶりに天神にも
行きました。食いしん坊なので、もっぱらデパ地下です。
三越で好きなお菓子のひとつ「鎌倉半月」を発見!
勉強の方は、大好きな養生漢方「瓊玉膏」についてでした。
1170年、宋代の中国の医学書に登場。
その後ずっと受け継がれ、今の配合は
韓国の医学書「東医宝鑑」(1613年)
「養性延年薬餌」の項に「益寿永真膏」として記載されています。
いかにも長生きできそうな・・・
ねり状の漢方薬はとても珍しいのですが、
瓊玉膏は熱をかけながら練り上げることで、
特に加齢による衰えにはかかせない
「地黄」という生薬の良いところを引き出しています。
穏やかな薬性で、長く安心して使って頂けています。お肌にも良いです。
- ■ 10月12日
-
10/8、9は、東京で生殖医療の講座を聞いてきました。
体外受精を実施している機関の医師、看護師、不妊カウンセラーの方々のお話はとても充実した内容でした。
3/11の震災で被災され、危うく津波の難を逃れた病院の方のお話もありました。
津波の危険が迫る中、病院の横の道路を車がビュンビュンと走って逃げて行ったそうです。
そんな中でも、患者さんの誘導に尽くされた職業人としての責任感に感服しました。
でも、きっと同じように、最後まで使命を果たして亡くなった方も多かったことと思うと・・・。
防災面では、日頃からガソリンは20リッター使ったら給油しておく、車の中に、水や保温性のあるアルミシートを常備するとよいとのことです。
- ■ 9月18日
-
暑い日が続きましたが、もう栗の季節なのです。
山口県の厚保で栗を買ってきました。渋皮煮を作るのが、私の秋の楽しみです。
美味しく出来ました。今年も沢山作りたいな。
- ■ 7月31日
-
主人の実家でお義父さんが梅の土用干しをしていました。余ったシソを頂いて、シソジュースを作りました。
- ■ 7月23日
-
本格的に暑くなってきます。夏は五臓の「心」と深いかかわりのある季節です。
また、「心」は「脳」の働きとも関わりがあるため、中医学では、夏は”心と脳を守る”ことを大切にします。
そのカギとなるのが水分の補給。こまめに適量をとることが大切です。
できれば室温程度のお茶やお水で、冷たいものの摂りすぎは胃腸を弱めて夏バテの原因にもなるので注意しましょう。
大量に汗をかいた時は、水分とともに塩分、ミネラルも補給が必要となります。
梅干しをしゃぶるのもおすすめです。
酸味は水分の流出を防ぎ、潤いを与える作用があります。
また、ラッキョウは「心」によい野菜でもあります。夏には是非とりたいものです。
食養生は、体の熱をとる涼性の食材を利用しましょう。
すいか、きゅうり、ニガウリ、はるさめ、もやし、れんこん、ハトムギなど。
胃腸を元気に保つのに、体力を補うものや食欲を増す薬味も利用して。
山芋、かぼちゃ、ねぎ、ニンニク、みょうが、ゴマ、紫蘇など。
夏の元気を保ちましょう。
- ■ 7月10日
-
主人の実家がある山口県で、かわいいくもの巣を見つけました。
- ■ 6月21日
-
「肝血」は目を養う
眼精疲労、視力低下、ドライアイなど目の不調を感じる方が増えています。
中医学では、目は、五臓の「肝」との関係が深いとされています。
目は肝臓に蓄えれれている栄養豊かな血液(肝血)の供給をうけて、うまく働けると考えられており、
また、「肝」をしっかり働かせるには「腎」のバックアップが必要とされます。
この考え方から生まれたのが、「杞菊地黄丸」です。
「杞菊地黄丸」は、「腎」を補う「六味地黄丸」に「肝」を補って目を養う、「枸杞子」「菊花」がプラスされている、飲む目薬ともいえる漢方薬です。
目の老化に伴う不調に、「肝」「腎」を滋養する「杞菊地黄丸」と、目の細胞に酸素や栄養をしっかり届けられるよう、血行改善をおすすめしたいと思います。
- ■ 6月18日
-
野菜売り場に山椒の実が出ていました。
先月、ふきの佃煮を作ったときに、市販の山椒の佃煮を混ぜてみたら
とっても美味しくなりました。山椒の佃煮も作ってみようかな。
お客様に、ぬか床に入れるといいし、さっと茹でて冷凍しておくと良いと
教えて頂きました。
山椒のおなかを温め、痛みをとる作用は漢方薬の『大建中湯』にも生かされています。
- ■ 6月9日
-
紫雲膏という漢方の軟膏。華岡青洲が考案した、ゴマ油のにおいのする赤いベタベタした軟膏です。
一見使いにくそうなのですが、傷の治りを良くしたり、痛みを抑える、肌を潤すなど良い効果があります。私も唇の荒れに薄く何度も塗って使っています。
今日も 「やけどにとっても良く効いた」という方、アトピー性の肌荒れに良かったという方が来てくださいました。
でも、ひどい火傷や化膿するような時は、病院で診てもらって下さいね。
- ■ 6月8日
-
歌の上手なお客様、大勢の前で歌う機会があるとのことで、百合の根など潤いを増す生薬で出来たハーブティをおすすめしました。
「あれ、よかったわよ!」と言って頂けました。
- ■ 5月23日
-
いつもクロネコヤマトさんにお世話になっています。今日も遅くに荷物を出すことになって、無理をお願いしましたが、雨の中取りに来て下さいました。
雨の日も、寒くても、暑くても本当に大変。おかげさまでいつものお客様にお薬間に合いました。
一口羊羹をどうぞ、と差し出すと
「大好きなんです!(^^)!」と喜んでくださって、こちらがうれしくなりました。
- ■ 5月22日
-
5/21の読売新聞に
〜小麦成分を含む石鹸の使用者の中に、小麦製品を食べた直後運動するとアレルギー症状が出る「運動誘発性アレルギー」を
発症する人が相次いだ。〜
との記事がありました。
石鹸を使うことで全身症状が出るようなアレルギーの原因となるとは。
去年から皮膚科医の報告もあったそうで、論文を見せて頂きました。
小麦のタンパク成分のグルテンを酵素や酸、アルカリで処理した加水分解小麦は乳化性や保湿性を保つために、化粧品などに使われることがあるそうです。
アレルギーを起こした方は、その成分を含む石鹸を使ううちに、洗顔後にくしゃみ、鼻水、顔の膨疹などが出るようになった。
その後のある日、食後にジョギングやウォーキングをした際などに、ジンマシンやまぶたの浮腫み、呼吸困難などの症状が出たとのことです。
3例とも石鹸の使用をやめて、小麦製品の摂取を制限したことでその後症状は出ていないとの事でした。
今回問題となっている石鹸は、現在の製品には、小麦成分は使われておらず、過去に販売したものが回収されるそうです。
こちらの厚生労働省ホームページでご確認ください。
- ■ 5月8日
-
気と血の関係
全身の「気」が十分な働きをするのには、「血」の栄養が必要
逆に、血は気の働きで作られ、気の力で血管内を循環する。
お互いに欠かせない関係にあるので、貧血時は気と血の両方を補う必要があります。
気を補う基本処方→四君子湯
血を補う基本処方→四物湯
どちらも四種類の生薬で構成されています。
この二つの処方に更に「気」を補う黄耆と体を温める肉桂を
加えたのが「十全大補湯」
気血を補い、体を温める漢方薬です。
貧血傾向の女性に、良くお使いいただいている「婦宝当帰膠」は、「十全大補湯」に近い考えの処方です。
- ■ 4月22日
-
「寒かったせいか、今年はたけのこが少ないよ」と、お義父さん。毎年一緒に掘るのを楽しみにしているのです
地面から顔を出したら瞬く間に大きくなるたけのこ、春が来たうれしさと共にエネルギーを感じさせてくれます。
これから出てきてくれるといいのですが・・
たけのこはイネ科の植物。「寒性」で、体にこもった余分な熱を収めるとされます。アミノ酸、食物繊維も豊富
です。風味のよい今の時期に、ぜひ食べておきたいですね。
- ■ 4月18日
-
まだ風邪が冷たいですね。昨日は博多で研修でした。
免疫を活性化するとされる健康食品
色々なものがありますが、自分が飲んでみて、体感できるものがその方に合う免疫賦活物質だと思います。
今日も咳と痰が長引いている方に、漢方薬と一緒におすすめしました。
早く良くなって下さいますように。
- ■ 4月15日
-
日増しに暖かくなってきました。
春は生活の変化も多く、情緒も不安定になりがちです。
気分を安定させるために、漢方では「気」と「血」の流れを整えるのがポイントになります。
ストレスで「肝」の機能が低下すると、「気」の流れが滞り、そんな状態が長引くと体内の気血の不足にもつながり、
ストレスへの対応力もさらに落ちてしまいます。
怒りっぽくなっていたり、不安感、泣きたくなるなど気持ちが乱れているなと感じたら、
まずはしっかり睡眠をとって規則正しい生活を心がけましょう。
元々貧血気味の方は、「肝」の余力が少ないので要注意です。
黒ゴマ、なつめ、鳥の肝やハツ、小松菜、大豆製品などで気と血を補いましょう。
気の流れを整える漢方「逍遥丸」「加味逍遥散」「開気丸」など
貧血の改善 「婦宝当帰膠」
「参茸補血丸」「当帰芍薬散」など
- ■ 4月10日
-
昨日は漢方の勉強会でした。アトピー、蕁麻疹などはストレスが大きく影響します。
炎症をとるのが最優先ですが、漢方ではストレスに関係する「肝」や精神を落ち着けるための「心」のケアも大切になります。
中医師の先生のスライドの中に、雲南省の「シャングリラ」の写真がありました。
濃い緑の草が生い茂る中を、真っ黒な牛があちこち
ゆったりと歩いています。空は青く澄んで,大地はどこまでもみずみずしい緑で覆われ、自然の美しさが目にしみました。
- ■ 3月28日
-
もうすぐ4月。寒いけれど日差しは春を感じさせてくれます。
春は「陽」が生長する季節。
新陳代謝が活発になるこの季節の変わり目は、陰陽のバランスの変化で体調を崩しやすい時期でもあります。
スムーズに変化を乗り切るために、春の食事には香りのよいもの、パワーのあるものをとりいれましょう。
みつ葉やセリ、たけのこ、ネギなど、やはり旬のものですね。
- ■ 3月19日
-
おかげさまで、新店舗開店致しました。沢山のお花を
頂きとても素敵な店内になっています。
岡田神社の宮司さんにお祓いもして頂きました。岡田宮のブログにも載せてくださいました。たくさんの皆様にお世話になり、とてもありがたいです。
- ■ 3月3日
-
おかげさまで、新店舗が間もなく完成いたします。
現在、3/17(木)開店を予定しております。
仮店舗からの移転に伴い、3/10(木)より3/16(水)を休業とさせて頂きます。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
- ■ 2月7日
- 新しい薬局がもうすぐ完成します